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開催レポート

第7回

ベネッセアルムナイ交流会 2025

5年ぶりのREUNION — それぞれの「よく生きる」が交差する夜

17
12月
2025年
水曜日

2025年12月17日、東京・元赤坂のWarm Heart Cool Head TOKYOBASEにて、第7回ベネッセアルムナイ交流会が開催されました。前回のオフライン開催から実に5年ぶり。アルムナイ16名、現職社員7名、計23名が集い、「REUNION」をテーマに再会と新たな出会いを楽しむ夜となりました。

イベント概要

日時 2025年12月17日(水)19:00〜21:00
会場 Warm Heart Cool Head TOKYOBASE(東京都港区元赤坂)
参加者 23名(アルムナイ16名+現職7名)
テーマ REUNION
幹事 坂井 健、杉山 亮介

開会挨拶 — 「単なる同窓会以上の価値」

開会挨拶をする坂井 健さん
開会挨拶をする坂井 健さん(認定NPO法人e-Education副代表)

幹事の坂井健さん(認定NPO法人e-Education副代表)が開会の挨拶に立ちました。

「今日こうしてオフラインで集まれたこと自体が、ちょっと感慨深いです。前回のオフライン開催が2020年1月27日だったので、まさしく5年ぶり。『そろそろ一回、リアルで会いたいな』って思っていました」

5年の間にベネッセはMBOを経て大きく変化。そんな中で共同幹事の杉山さんから声がかかり、今回の開催に至ったといいます。

「このアルムナイの場って、単なる同窓会以上の価値があると思っています。ここでの出会いを通じて転職につながった人も知っていますし、いまのタイミングだからこそ、ネクストキャリアを考える良い機会にもなるんじゃないかな、と」

そして参加者へのメッセージ。

「今日は懐かしい出会いを1つ、そして新しい出会いを1つ持ち帰れるかをテーマにしてみてはいかがでしょうか」

ゲストスピーチ

今回は5名の方がゲストスピーチとして登壇。それぞれの「今」を語りました。

榊原 洋さん「主夫×複業という選択」

榊原 洋さんのスピーチ
榊原 洋さん(元ベネッセCDO)

元ベネッセCDO(最高デジタル責任者)の榊原さん。現在はお子さんを育てながら、月30時間という限られた時間で複数の仕事をこなすという新しい働き方を実践しています。

「サラリーマンを卒業後、専業主夫を1年以上やっていました。1年前からちょっと仕事量を増やして、マッキンゼーのシニアアドバイザー、シンガポールベースのベンチャーキャピタル、AIスタートアップの執行役員を月30時間でやっています」

AI時代における働き方についても、独自の視点を共有してくださいました。

「AIの時代に一つの会社でとことんやるのもよし、複数の視点を持ってやるのもありかなと思って。AI戦略で最高峰ならばマッキンゼー、自分で動かして実装してみるのはAIスタートアップ、海外の最先端のネットワークも入れておく。この三つの視点から時代を見ていこうと思っています」

そして、ベネッセ出身者らしく、子供の教育への真剣な向き合いも。

「子供の教育、特に4歳と3歳をどうしたらいいんだろうというのは本当に悩ましくて。今、軽井沢の風越学園を検討しています。森の自然の中で学ぶような学校です」

青木 智宏さん「こども基金の10年、そしてこれから」

青木 智宏さんのスピーチ
青木 智宏さん(ベネッセこども基金)

ベネッセこども基金の青木さん。2014年の情報漏えい事件をきっかけに設立されたこども基金は、今年で10周年を迎えました。

「病気や障害で長期入院して学校に行けない子がいます。学校に繋がらなくて単位を落として高校卒業できないとかざらにあるので、そういう子たちのためにオンラインでアバターロボットを使って学校と繋がって、単位が取れるとか、出席にカウントできるという取り組みをやりました」

この取り組みは現在、東京都で予算化され制度として定着。そして、子ども基金らしい心温まるエピソードの紹介も。

組織が変化する中、第2創業期に向けた仲間集めを呼びかけました。

「自分の子供とか孫とかが、もしかしたら困難な状況になるとか、マイノリティになる可能性もあるじゃないですか。そのときのためのエコシステムを作っていきたい。マンスリーサポーター、月額1000円から始められます」

村井 眞之亮さん「子供たちの自律を育む4v4」

村井 眞之亮さんのスピーチ
村井 眞之亮さん(グロービス)

2006年入社、現在はグロービスで組織開発・人材開発のコンサルタントを務める村井さん。個人でも複数の事業に携わっています。

「サッカーの本田圭佑さんが代表を務めるNowDoという会社で、4人制の子供のサッカー大会をやっています。10歳と12歳の4対4、コーチなしの子供だけで戦術や交代を考えていくという大会です」

コーチなしで子供たちだけで考える——これは教育的にも大きな意味があります。来週にはJAPAN CUPが開催予定で、ABEMAでも放映されるとのこと。

また、別会社にてキャリアコーチング事業のローンチも準備中。幹事の杉山とも協業中とのことで、アルムナイのつながりが新しい事業を生み出しています。

黒木 亮徳さん「AI教育の最前線から」

黒木 亮徳さんのスピーチ
黒木 亮徳さん(ベネッセコーポレーション)

現職社員として登壇した黒木さん。中高生向けAI学習アプリ「AI StLike」の新機能を、プレゼンテーション形式で紹介しました。

「2026年春、AI StLikeが変わります。AI質問でわからないから、解けるへ」

注目は「AI質問」機能。これはGoogleが主催するコンテストで最優秀賞を受賞した機能です。

「数億円の資金調達をしたばかりのAIスタートアップなどが参戦する中での最優秀賞です。世界初、と言われている新機能もありますのでぜひご注目ください」

現在は塾向けに提供中ですが、学校などにも広げていけたらとのこと。ベネッセのAI教育への本気度が伝わるスピーチでした。

大山 遥さん「児童養護施設の子供たちのために」

大山 遥さんのスピーチ
大山 遥さん(NPO法人チャイボラ代表)

NPO法人チャイボラ代表の大山さん。児童養護施設の職員不足問題に取り組む、日本で唯一の団体を率いています。

「令和5年度時点で虐待の相談対応件数は年間で約22.5万件。その内施設で暮らす児童は約3.4万人。様々な事情を抱え施設に入所してくるこどもたちに日々寄り添う職員が圧倒的に足りておらず、20名以上の児童を1名の職員が見る時間帯が大半を占める施設もある。」

現在、全国1250施設のうち530施設の人材確保・定着をサポート。こども家庭庁の国家公務員も兼任し、政策にも携わっています。

そして、ベネッセとの深い縁も明かしてくださいました。

「うちの団体が一番初めに大きい助成金を取ったのはベネッセこども基金なんです。それまでは10万円までしか取れたことなくて、初めてこども基金から900万円をいただけたことで社会的な信頼を得ることができました。お陰様で今は事業規模も一億円近くにまで拡大できています。」

11月にはしまじろうを呼んだイベントを江戸川区で開催。1600人が来場し、児童虐待防止の啓発が実現したそうです。

参加者の声 — 「ベネッセだよな」という共通項

クロージングでは、参加者から一言ずつコメントが寄せられました。

佐藤 徳紀さん(発起人・現職)

「ベネッセアルムナイって一言で言うと何か。我々の一つの答えは『社会起業家輩出』なんじゃないかと思っています。いろんなプレゼンにあったように、社会問題に向き合ってるし、それを応援したい人たちの繋がりがある」

古野 了大さん

「やっぱりベネッセにいらっしゃった方って何か『そうだよね』みたいな共通項というか、よく生きてるなみたいな。ファーストキャリアでベネッセという会社に所属させていただいて、繋がりを作らせていただいて嬉しいなと思っています」

榊原 洋さん

「ベネッセのときに接点はあったけどそこまで深くなかった人とも、ものすごく深い話ができた。なぜ深い話ができるのか?おそらく、ベネッセにいる人・いた人は、興味や課題意識のアンテナが似ていると思うんですよ。そんな人たちが一堂に会せる... 本当幸せなことだなと思います」

飯塚 慶子さん(1994年入社)

「今日お仲間に入れていただき本当にありがとうございます。私はあんまりいい社員ではなかったんですけども、こうしてベネッセにいたんだなと思い出しました」

現在は大学で介護・福祉を教える飯塚さん。来年のキャリアデザインの授業で「人生のお手本」として話してくれる方を募集中とのこと。

岩澤 敦さん(元CDO)

「2014年に原田社長が就任したときに、将来のCDOということで採用していただきました。iPadを出したり、ゲームを作ったり、いろんなデザイン会社と連携して、なかなかうまくいかなかったこともありますけれども、やっぱり教育って面白いなと再認識しました」
「今はITのスタートアップで働いていて、趣味がほとんど仕事みたいな感じで頑張っています。何かあればお付き合いできればと思いますし、LinkedInで検索していただければ見つかると思います」

おわりに — 今日が1ページ目

参加者全員での集合写真
参加者全員での集合写真

最後に、幹事の坂井さんが締めの言葉を述べました。

「今日がこの本の最後のページだったら、今日はこういうイベントだったと思う。でもこの先にもストーリーが続いていくのであれば、それは一つのストーリーになる」
「今年、福武書店が創業して70周年らしいですね。75周年のときには300人ぐらい集まれたらいいんじゃないかと。いつかアルムナイの皆さんと直島に行って、案内してくれる人がベネッセ出身だったら面白いんじゃないかと。そういう『よく生きる』につながるような会にしていきたい」
「今日が1ページ目、再出発のページだと思っています。半年後ぐらいにもう1回アルムナイをやります。今日来ていただいた30人の方プラスもう30名で、次回60名でやりたい」

5年ぶりのREUNION。それぞれが歩んできた道を分かち合い、「よく生きる」という共通のアンテナでつながった夜でした。

次回イベントの情報をお届けします

次回は半年後(2025年6月頃)を予定しています

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