今回の企画を、なぜやりたくなったのか。
その理由は、いまの私自身にあります。
ベネッセ時代は、高ゼミ、人事、出版と、さまざまな仕事を経験しました。振り返ると、本当に「人」に恵まれた時間でした。
独立して、いろいろあって(ここは会ったときにでも)、豊島へ。エスポワールパークの立ち上げから3年半、館長を務めてきました。
——そして、3月31日。館長を卒業しました。
実は、変形性股関節症になり、歩くことが少し不自由になりました。
カラダの声を聴くと、これまでのように全力で館長業を続けることが、正直難しくなってきたのです。
蝶のように舞いながらお迎えすることも(してたか?!笑)少し難しくなってしまいました。
最初は悔しくて、「なんで今なの?」と自分を責めた日もありました。
でも少し時間が経って、これは自分の身体と人生からの「ちょっと待った」なのだと、ようやく受け取れるようになりました。
豊島での3年半。本当に多くの方に支えていただきました。
足りないところに手を差し伸べてくれた仲間。気にかけて訪ねてきてくれた人たち。
そして、振り返ると、私がピンチのときにいつも助けてくれたのは、ベネッセ時代の仲間たちでした。
OBOGも、現役の方も。働きに来てくれたり、団体で訪れてくださったり、個人でもふらっと顔を出してくれたり。
スタッフたちが「どうしてベネッセの方々はこんなに仲がいいんですか?」と不思議がるほどでした。
そしてもうひとつ、この場所で何度も見てきたことがあります。
人生の節目や、少し立ち止まっているタイミングで訪れた方が、瀬戸内の自然やアート、人との出会いの中で、少しずつ表情がほどけていき、帰るころには、どこか軽やかになっていくこと。
その中には、ベネッセのOBOGの方々の姿も、たくさんありました。
それが、館長をしていて、一番の喜びです。
——さて、これからどうする?(笑)
大好きな豊島とのつながりは続けながら、4月からは東京を拠点に、少し動き方を変えます。
「豊島で暮らす」から「豊島と東京を行き来する」へ。
そのあいだに立って、人や想いが行き来する"入り口"をつくっていけたらと思っています。
今回の企画も、そのひとつです。
これまでたくさんいただいたご縁や支えへの、小さな恩返しのような気持ちもあります。
そしてもうひとつ。もしよかったら——
これからの「よく生きる」を、一緒に話してみませんか。
私はいま、ちょうどその真っ只中にいます。
うふふ、68歳からの「よく生きる」って、案外おもしろいテーマかもしれません(笑)
正解を出す場ではなくて、ちょっと立ち止まって、それぞれのこれからをゆるやかに言葉にする時間。
そんな場になったらいいなと思っています。
一見ネガティブに見える出来事の中にも、宝がたくさんあることを知る年ごろになりました。
みよしの「その後のよく生きる」は、またひとつ、静かに始まろうとしています。
もしよければ、あなたの「その後のよく生きる」も、少しだけ聞かせてください。
その続きを、ここで一緒に話せたらうれしいです。
追伸
みよしのもう一つの活動——40からのココロとカラダと暮らしの変化を応援する「オトナ思春期をデザインするプロジェクト(オトハル)」のオトハルラジオで、卒業についてもあれこれお話をさせていただいています。
お時間あるときに聴いていただけたら。かなり恥ずかしいですが、誰かの役に立つかも。
オトハルラジオ(stand.fm)